発芽用苗土は、常に湿り気のある状態を保つようにします。如雨露等で潅水すると覆土がけずれて種子が露出するおそれがあるので、園芸用スプレーを用いて湿り気を与えます。

大量に水を必要とする成長期を除き、基本的に水遣りは控え、乾燥気味に保ちます。しかし、完全に乾燥させてはなりません。水の遣り過ぎは根腐れの原因になるため、特に夏季は水遣りを抑制します。

根から水が吸い上げられないほど乾燥すると、反り上がっていた葉が垂れるようになります。その場合は十分潅水します。

なお潅水時は、根元に水をかけるようにし、決して頭上から潅水しないでください。特に、頂芽部分は構造上水がたまりやすいので、水滴が残っている場合は息を強く吹きかけて飛ばすようにします。また、跳ね返りの水がかからないようにも注意する必要があります。

エキウム・ウィルドプレッティは、養分の乏しい土地に生えていますが、肥料分があれば成長は促進されます。1、2ヶ月に一度程度、緩効性の肥料を与えます。